動物に喰わせるや?喰わせざるや?のジレンマ ――releaserですか。
id:mind:20040601から、足ることを知る の繋がり
――身近な人のために起案したものだが、「人間をバカにしている」ものと(正しく?)理解され"人格"を疑われるのをおそれてお蔵入りになっていた文書らしい。
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食べ物に囲まれた中でも、自然の動物のようにスマートでいる行動の仕方。
楽観的ダイエット、満腹満足して、太らない方法。
{自然に1年に1Kgづつ痩せる。自分の中にある動物を飼い馴らす。
食の倫理 動物的に欲するところにしたがい食らへども(自然に)人間的な範をこえず。――の境地を目指す。
心得
- ◎「いつでも、必要なだけ食べて大丈夫。」と安心する。食への執着を捨てる。
- 半面として、制限もしない。自然に。
- 守れなかった場合でも、頭で理解できていれば、心で気にしない。
食間
- 安心するため、見えない匂わない近くのところに食糧を確保。
- 食べるのも忘れて夢中になれるものごとに没頭する。
- とりあえず、薄い飲料やガムで空腹をごまかす。水呑百姓。
食事のとき
- 時間をかけて、良く噛んで。ガツガツしない。会話も?
- 甘いもの、お腹の膨れるものから先に。;野菜ジュース
- 「2杯食べなきゃ足りないはずだ」と頭から決めつけない。もし2杯食べるなら小さいお椀で。
- いつでも食べて良いので食いだめはしなくても大丈夫。;ネコ
食後
- 空腹感がなければ、出されたからといってすぐには食べずにとっておく。
- 何かに没頭する。== 寝っ転がらない。
□ 科学的理論的背景
◆ 避けるべき症状
初めは、ちょっと食べ過ぎてしまう程度。
しかし、それを気にやんでいると、
食べるのを我慢しようとすればするほど、食べる食べないに意識が集中してしまい、
我慢できなくなって食べてしまい罪悪感を感じたり、制限しなかった場合よりもかえって必要以上に食べ過ぎてしまったり、
逆に、我慢に喜びを感じて、意志の強すぎる人は我慢しすぎたりして、
結局、以前よりも健康を損なってしまう。
◆原因
{太る痩せるの仕組み
単に摂取カロリー総量で決まるほど単純ではない。
動物の体においては、ホメオスタシス(恒常性)のメカニズムが自動的に働く。無意識でこそ調整してくれる。
血糖値の上下のグラフ
満腹感 運動しなければ脂肪に変換されて蓄積される。
日常生活に必要な量----------------------------------------------------
空腹感
狙う線 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
元気がなくなる=活動レベルを下げる=エネルギー消費量を下げる。
基礎代謝(生存)に必要な量------------------------------------------------
脂肪が取崩されて血糖値を下げないようになっている。
食事 食事
→適切な時点で食べ始めて、適切な時点で停止すれば、太らない。
{ダイエットが失敗する仕組み
→
最初はただの、以前に比べての運動量減少傾向などを原因とする、
吸収カロリー量 > 消費カロリー量
による脂肪の蓄積傾向。
これを、摂取カロリー量を減らすことによって意志的に抑圧しようと。
摂取カロリー量と吸収カロリー量は、単純比例しない、
∴
ゆっくりやれば、体が適応して、省カロリーで大丈夫になるので全然効かなかったり、
だからといって
強化していくと急激に効きすぎたりしてしまう。
急激にやれば、適応できなく。
動物を見習え。
人間は、自分の中に住む動物に気付いていない。
動物は自然に太らない。
ただし、
文明人は消費カロリーが少ないので、動物の食欲のままに食べていれば、太りすぎる。
動物的食欲を人間の意志で制御しようとすれば、動物の自動制御機構が元気を失い、けっきょく不安定になる。
消費カロリーが減った分、頭脳的に空振りさせれば太らない。
{摂食行動の仕組み ---どういうふうに 食べる行動 が起こるのか、どういうふうにそれが止まるのか。
空腹感と、目の前の食料によって、いったん摂食行動がreleaseされてしまうと、
満腹感を感じ抑制のスイッチが入るまで、反射的な動作が繰返される。
神経系はどういうふうに満腹を感知するか
<空腹感、満腹感とは →動物の生存維持のためのメカニズム。
;ネコはどんなにおいしいものをやってもプイと行ってしまう。
◎動物的な脳幹の満腹中枢
- 血糖値を上げて。
- 胃を膨らまして
- 歯でよく噛んで
- 鼻で臭って、
- 舌で良く味わって
- 目で見て、「美味しいものをたくさん食べた」と考える。
◎精神的、人間的。意志的、前頭葉的。な満足感
☆人間の場合は、満腹感と関係なく、大脳で計算判断して摂食するという面も加味される。
- ;10時に食べたのに、12時になると、「昼飯時だから食べなきゃ」とか。
- ;「いつも2杯食べるのに、1杯しか食べてないからもっと食べなきゃ」とか。
- ;捨てるともったいないから食べちゃわなきゃとか。
- ;今日は忙しくて昼飯抜きだから、朝「眠くて食欲ないけど食べなきゃ」とか。
――この頭脳的行動は両刃の剣。
◆対策
{太らない方法
一般に、動物は、
足りなければその欲求を可能な限りの「手段」で叶えんとする。目的=手段。
半面、
節度を体で知っている。恒常性を保つよう自動調節するprogramが遺伝子に組込まれている。
;放し飼いのネコは、好きなときに食べたいだけ食べてても(だからこそ)肥満にはならない。
――規則正しい食事、と一般に推奨されるところに反するねw
←→人間は、外見的な体の細さとか、健康長寿とかにとらわれて、自分の中のこの動物性を思うがままに抑圧しようとする。
/動物の体と人間の頭脳は別の原理によって動作するものなので、どちらかが他方を完全にコントロールできるものではない。
→動物の体と人間の意志が乖離して、生命体の状態が不安定になってしまう。
摂食行動は、両者の間を揺れ動き翻弄される。;自動操縦のエアバス機に反する操縦士
⇒意志的に制御(我慢)したダイエットは遅かれ早かれ失敗する。;拒食症,リバウンド ∴その動物性にしっぺ返しを食らう。
制限するから、
頭では、食いだめしようとか。考える。
制限が「成功」すると、体も、食いだめモードに移行する。
我慢すると、そこに意識が集中してしまい、時間の経つのが長く感じられる、→我慢は失敗する。
我慢は偉いことではない。
→☆人間様だからこそ、食物、食べること(食べないこと)、に執着しない。
――「食のことなど、動物的なことで下らないことである。人にはもっと大切なことがある。」
――まあ、食べられずに死んじまっちゃオシマイなんだけどね……
自分で、我慢できたことに喜んで誉めたり、我慢できなかったことに罪悪感をもって罰したりしない。
☆どれだけ食べるかは、自分の体に聴く。ただし、その体を騙す。
自分の中にある動物を抑えつけるのではなく、「騙す」。
<騙す →自分の中の動物の食欲の無邪気さを保ったまま、それを飼い馴らす。「空振り」させる。
⇒
- 0. 動物的に満腹を感じて食べるのを止める、それだけ。
- 1. ただし、人間は動物より頭が良いので、自分の中の動物を騙すことにより摂食行動の本来の目的を空振りさせることができる。
- 2. しかし、自分で考えながらそうしようとすると、けっきょく食への執着になってしまい、そもそも動物に備わった調節機構が鈍ってしまう。
- 3. →自然な生活習慣として確立されるまで、誰かに導いてもらうかそういうprogramを機械的に実行する。
食べること食べるのを止めることに、空腹満腹以外の理由を付けない。
{必要な時に必要な量のエサを与える方法
<無闇に食欲の引き金をreleaseしないために
→他の大事なこと(を☆見つけて、それ)に集中する。
→目に見えるところ、臭うところに食べられるもの(releaser)を置いておかない。
「もしお腹が減ったらいつでも食べて良い」と安心させる。
そうでなければ、動物の「本能」として食べ物のことが意識から離れなくなってしまう。
→近くの、見えないところに非常食を用意しておく。それを知っておく。
もしも空腹によってその大事なことに集中できなくなったら、
→砂糖のないガムを噛んで、しばらく我慢する。
→さっき食べてから次の食事までに、間が持たない時間かどうか考えてから、その非常食を食べる。
3度の食事の時も、必要以上に自分にエサをやらない。
<満腹感をもたらす工夫。その方法
- 小さな器に「たくさん」盛る。
- 1. 甘いものから先に食べる。
- 2. 低カロリー,分解吸収の遅いもので胃を膨らませる。;野菜ジュース
- 少しずつ口に入れる。良く噛む。
などして、食事に時間をかける。血糖値が上がり満腹感を感じきらない前に食べ終わってはいけない。
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- それでは、大脳で計算して食べる量を決めることになって、食への執着になってしまう。
余分な血糖を脂肪に変えない
→食べた後に寝っ転がらない。大事なことに取りかかる。
終わり。以上のような文章を考えない。特に空腹の時には......。
ver1.1 ――2005.09.05
――なかなかいい「騙し」かも。え?カモ?ふら〜じゅ?
ver1.0 ――2002.03.13