意思決定リテラシーのジレンマ? ――あるいは 説得される者のジレンマ。
……と、ここまで読んでくれた勘のイイ はてなユーザの方には、このページの真に意図するところが判るであろう。*1
以下に論ずる、
情報ネットワーク通信における意思決定リテラシー
は、戦国武将の密書通信の時代から若様に教育され続けてきたことである。*2 *3
もちろん、己の こころざし を十分わきまえていれば、むやみにおそれる必要はない。*4
「誰かが何かを自分に言ってよこしてきた」
ときどうすれば良いか? ――マニュアルくんのために段取り(アルゴリズム?)を考えてみました。
①まず、誰がそれを言ったのか、もしかして、その名前から推察される意識主体(名義人)以外の人が発言しているのかをcheckすべし。(本人確認。――なりすましじゃないか?)
②次に、その発言内容が客観的に正しいのか を、相手方が示す証拠に加えて、集められる限りの各種の補強証拠、反対証拠をもってcheckすべし。(ウラ付けを取れ!)
その際、相手の社会的地位/肩書とか、現在までの自分との信頼関係とかは、相手の発言の信用性を根拠付ける証拠の一部となる。
――もし「その発言内容が正しい」と知っているという前提でも、自分が行動を変化させる理由になっていなければ、その発言内容を正しいと受容れて、ここでおしまい。
/自分の行動を変化させる理由になっている場合は、さらに検討を進める。
③相手と反対の立場、自分のこころざしから、自分がその場に留まる理由と証拠を探せ。(保守主義)
その際、(もし悪用される心配が無ければ)その理由と証拠を明かしてしまえば、相手からもcheckしてくれるだろう。――相手の社会的地位/肩書とか、現在までの自分との信頼関係とかは、ここに影響してくる。
その結果、動く利益よりも、その場に留まる利益の方が大きければ、そこに留まれ。
④けっきょく説得されちゃって、行動を変化させようという場合には、メタな思考をする必要がある。最後に、発言主体の隠れた真の意図/目的を推測しろ。*5 (シミュレーション)
自分が行動を変化させた場合、発言者のトクになるようなことはないか?
発言者に関するあらゆる情報を集め、発言者の立場とこころざしになりきって、考えよ!!
(もしかして、発言者は詐欺師で、自分に対する情報操作を試みているのではないか?) ――言ってることだけを観ると、正しかったとしても、
・恣意的に(アナタに有利な)正しいことだけをpickupして述べ、
・他の正しいこと(アナタに不利/彼に有利)は黙っているのかもよ!
――相手の社会的地位/肩書とか、現在までの自分との信頼関係とかは、ここにも影響してくる…。
⑤それでも相手が正しい、つまり自分にトクになる。しかも相手にトクになっても構わない。そういうふうに証明できちゃったならば仕方ない。それが「合理的意思決定」というもんだ。Let it go! (なるようになりやがれ ;)
リテラシーのジレンマ::
君子危うきに近づかず。しかして、虎穴に入らずんば虎児を得ず。
リテラシーの教訓::
(真/誠)まことに裏も表も、己を知り敵を知り合えるならば、一戦も起るべからず。*6
それでは、ごきげんよう♪