告白ジャンケン?......、ですか。

 『観論ジャンケン』の本質を凝縮した、普及版です。  ......今世紀最大の発明?
―― 観論ジャンケンと違って、

  • -紙の証拠が残らない。 ――読みの深さは限定される。が、+手軽。
  • +会話の面白さが抜群。半分は口喧嘩です。

id:mind:20040418から、"観論ジャンケン" つながり。
id:mind:20040523から、"ジャンケンで平和を!!!" つながり

===============================『告白ジャンケン』==========================================
 紙も鉛筆も要りません。 審判も要りません。
 おはじきとかコインとかを10〜20コくらい用意しましょう。
 2人でやるとして、たとえば、
    コインを1人10コずつ、分けて持ちます。これが自分の勝利ポイントとなります。
――多すぎるような気もするが、意外と勝率が一方に偏るような気がするので。適宜調整してね。多すぎると思ったら、サービスしてあげましょうw


※loop  あとは、普通にジャンケンを繰返します。
 1回のジャンケンに勝った方は、その都度、
    敗者に対して、
    どうやって「敗者がその手を出す」と予想したか、その理由を  ――ポンする前に心に描いとけよ
    告白  ――相手に"評価"して貰えなければコインも貰えない、という点が、「告白」のincentiveになっている。
します。


 これに対し、負けた方は、
    ◎公正な審判者
の気持ち(役割)になりきって、――☆自分にウソはつくな、ということ。  ......これって『信義則』?id:mind:20040525 ――いや、「良心の囚人」だろ??


    その告白された「理由」が、自分の思考過程と、合致しているかどうか
を判断します。
―― 審判者によって、判断が区々にならないように、「合致性」のガイドライン(判断基準)を作って、公開すること、は必要になるでしょうねー
――その点は、話合い(尋問?)の中で段々と明確にしていくことはできますね。
――判断例がぼちぼち積み上がってきたら、upしときます。


そうして、

  • 「よ、読まれちゃった〜;」

と評価したときには、コイン1コ以上を勝者に渡します。 ――ウソつけば、絶対に負けないんだけどね。
――ランダム戦略は、"評価"されないので、排除されてしまいます。 ――脚注参照
――コインを渡すことによって、それ以上の情報を相手に与えない、という意味もある。
――人によっては「私の心を読んでもらえたからぁ、もぅ、嬉しくて、サービスしちゃうッ」かもね  ――おぉ、バカップルかぁ(爆。


 反対に、

  • 「外してるよ(偶然かよw)」

と評価したときには、コインを渡さなくて構いません。 ただし、その場合には、
    逆に 自分の思考過程 を 告白 して、
    「偶然であった」ことを勝者に対し説得
しなければなりません。  ――これも正直に告白するのが『信義則』ね。
 また、コインをもらえないことに対する勝者の異議は認められません。 ただし納得行くまで説明責任を求める権利は認められます。もちろん、その過程で、敗者が自発的に「合致性」を認めてコインを渡すことも認められます。
――この点に多少のペテンが混入する余地がありますが、勝者は"観察"によって見抜きましょう♪ 上手に問いつめましょう♪
――ジャンケンに勝てば、すくなくとも、その敗者に対して気の済むまで尋問する権利を得る、ということね。 ――なんだー、"ジャンケンの囚人"かぁ納得。(爆爆


 この時点でもし、1つもコインがなくなったら、その人が "告白ジャンケン" の敗者です。 そこで勝者1人が残ったら、終了です。
loopに戻る。  ――『告白ジャンケン』では "繰返し" が本質なのね。    
――3人以上でもできるな。――エライ時間かかりそう;
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――communicationの面白さも味わえます。
    きっと、"優しい気持ち" になれるよ♪  ――"相互理解"とも言う ――「寛容性」という名の"無関心" てのとはひと味違うよね
〜「仲良しになりたいなー」と想っている方と、どうぞご一緒にお試しを〜
――「ケンカするほど仲がいい」ってのはこういうことだと思うんだ。
    夫婦ゲンカのネタとして、私から、ここに捧げます。A夫妻へ。結婚式一周年記念日おめでとう!!!(0601)


――真面目に取組んで訓練を積むと、「副作用として?」、playerの心理予測能力(共感能力とも言う)の向上が見込まれます。
――この能力をペテンに利用するか、『それなりの平和♪』の構築へとつなげるかは、『自分勝手』に判断しておくれ。
――カウンタ10000突破か。頼むぜyo......特に子供たち(とその親たち)へ。  5000はid:mind:20040520
――カードゲームじゃなくてジャンケンゲームができちゃった♪








↓ネタバレ危険↓



































――全く遺憾なことながら、『告白ジャンケン』にもまた、"ランダム戦略"という"不動点の悪魔"が棲息しています; ;
ランダム戦略どうしの対戦では、

  • 勝った方は、「ランダムに決めた」と告白するだけのことになり、
  • 負けた方は、「ランダムに決めた」ので常に「読まれちゃった」ことになり、

常に勝った方がコインを受取るので、普通のジャンケンと全く同じになってしまいます。
<ランダム戦略は、ジャンケンの凡ての亜種の不動点か?

  • ジャンケンには、  ランダム戦略 という均衡点がある。 mind均衡点は理論的に発散。現実には微妙。
  • 囚人のジレンマには、つねにU戦略 という均衡点がある。 mind均衡点は理論的に微妙。現実には実現してることも多い♪

 人の「思考パターンの合理性」を観測するには、この2つのゲームをやってもらうのが一番簡単のようだ。